えみねこLab

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アラフォーの不妊治療〜病院選びは重要〜

こんにちは、えみねこです。

 

アラフォーでの不妊治療、どこでやったらいいんだろう?時間も無駄にしたくないし、お金のことも気になるし・・・この年代だからこその不安とかもあると思います。私自身、10年程の海外生活から戻ってきて、日本での不妊治療の知識なんて全くありませんでした。

これはそんな私の体験談です。

 

  目次

  はじめに

海外でやりたいことを満喫し、帰国した時はすでにアラフォー。素敵な出会いもあり、今の夫と結婚するものの、アラフォー&アラフィフ。子供についてどうするのか、考えることになりました。

授かる可能性が少しでもあるなら、無理のない範囲で頑張ってみたいというのが、私たちの希望。また年齢のこともあるので、より確率の高い方法でやってみようと話しました。夫は泌尿器科で検査。

その検査結果を持って、私は3つの病院を巡ることになります。

 

  病院A

まずは家近くの不妊治療している産婦人科へ行きました。受付にいた看護師さんは無表情でなぜかタメ口。初対面の人と話す時の最低限のマナーってあると思うのですが、私が古いのかな?と思い、ちょっと嫌な感じもしつつ、先生と対面。

 

先生は結構クセ強めで、先生の顔で売っている感じの産婦人科。内診は雑で痛かったので、不快でしかなかったです。そして問診で「あなたみたいな人は、大きい病院Bみたいなところへ行った方がいいよ」と言われ、え?あなたみたいな人って、何?と、違和感ありまくりでしたが、とりあえず病院B名を確認し帰宅することに。

 

帰宅してモヤモヤしたので夫に報告。「感じ悪いね。でも病院Bを教えてもらったから、よしとしよう。」と夫。早速、病院Bを予約することにしました。

 

  病院B

不妊治療では有名なところらしく、大きい病院でした。受付で⚫︎⚫︎階、血液検査で▲▲階、内診と先生との面談で◾️◾️階へと、とにかく移動が多かったです。移動の”司令”は、最初に登録したEメールで届きます。病院の特徴としてはこんな感じです。

  1. 担当医制ではない
  2. できるだけ自然な方法での治療
  3. 不妊治療の説明は初診後に動画を視聴させられる
  4. 不妊治療以外の処置はしない

 

初診の際は血液検査の結果を受けました。〇〇の数値が基準以上なので大丈夫とか、△△の数値が少し低いといった感じの説明で、数値に対する知識があるという前提でお話は進んでいきます。その数値が何のことなのか全くわからなかった私たちは、不妊治療するには知識がなかったね、と帰り道に反省会。

 

とにかく大きなところなので、感覚としてはベルトコンベアに乗せられた感じです。流れ作業のごとく無機質に進んでいきます。

4.にある通り、不妊治療以外の処置はしないので、風疹の抗体が低かった私は再度、病院Aに行くことに・・・。予防接種後、一定期間を空けて病院B不妊治療に入りました。

 

採卵までは指定された日に予約を入れ、血液検査で数値を確認。採卵できそうな卵胞が確認できたら、点鼻薬を使って卵子の成熟を促し、採卵日を確定。採卵日前に排卵してしまわないよう、坐薬(ボルタレン)で排卵抑制してから翌日採卵となります。

 

採卵は麻酔なしで行われ、痛いのと怖いので、体力的にも精神的にもきつかったです。成熟したものとして採卵できたのは1つでした。採卵確認から採精します。

 

ふりかけ法での体外受精か、顕微授精の流れになりますが、私は採卵したのが午後だったため、ふりかけ法での経緯を見守れないと言われました。年齢的に考えると顕微授精の方が確実だと勧められ、そうすることに。後日Eメールで受精したと連絡があり、その後の経過はオンラインで確認できました。

 

新鮮胎盤砲移植と言われていたので、採卵から5日後に移植の予約。後に、この新鮮胎盤砲移植以外の方法があったと知ることになりますが、移植の方法の説明はありませんでしたし、他に選択肢もありませんでした。

 

移植前に採卵できた卵子の状態や、胎盤砲のグレードについて培養士から説明があります。あれこれと説明されましたが、結果、年齢が40代なのでDランクで妊娠確率は20%以下とのこと。

 

あれ、待てよ・・・。グレードは関係ない?どんなに卵子胎盤砲のグレードが高かろうが、妊娠確率Dランク。なんかよくわからなくなって、「グレードは関係ないんですか?」と聞いてみるも、「40代なので、妊娠できる確率は20%以下です。それでも移植をしますか?」と。

もちろんしないという選択肢はなかったので、不安になりながらの移植となりました。

 

妊娠判定日を予約し、当日はEメールでの指示通り血液検査をした後、指定された階で先生からの結果を待つように言われました。ところが、しばらく待っていると別の階へ行くように案内メールがきました。

なんとなく嫌な予感。そこには問診の部屋が2つ。部屋へ入るとカタコト日本語の外国人の先生。「残念でした。次の採卵予定はこのようになりますので、予約をとってください。」と紙を渡され終了。

 

あっという間に地獄に突き落とされ、放心状態のまま帰宅。こんな対応に傷ついた私は、この病院でいいのか不安だし、次の採卵周期を飛ばしたいと夫に相談しました。

「無理をする必要はないし、辛かったらやめてもいいんだよ」と。このまま諦めてしまうと後悔するだろうし、妊娠を望むのならば年齢的な焦りもあったので、1回周期を飛ばして、とりあえず気持ちを整理することにしました。

 

当時は助成金のこともあったので、利用できる期間は限られていたため、治療を再開することに。病院を変えたかったのですが、次の周期以降で助成金対象から外れてしまうため、病院Bのまま治療をすることにしました。

 

前回と同様に採卵→採精→受精卵の培養→胎盤砲と順調に行きました。

午前中の採卵だったため、ふりかけ法で体外受精。次は胎盤砲の移植かと思っていたところ、新鮮胎盤砲移植ではなく胎盤砲を1度凍結しますと先生から説明がありました。

その理由は、1度凍結した方が妊娠率が上がるから。妊娠率が低い40代なのに、なぜ最初から凍結胚移植じゃなかったかの問いには「当院の方針です。」との一言でした。

 

説明もなく時間とお金だけが費やされていく、もうこの時点でこの病院のやり方にうんざりだったのですが、移植を放り出すことはできないので、次の周期で移植となりました。

 

今回の移植の期間、病院Bでは30代後半から40代を対象に、胎盤砲の解凍と移植の際に使用する培養液の臨床実験が行われていました。受けるかどうか悩みましたが、妊娠率が上がる可能性があると説明があったので、今後の同世代の助けになればと思い、受けることに。

どの培養液を使ったのかは、妊娠した場合は出産後、妊娠しなかった場合は妊娠判定日に伝えるとのことでした。

 

前回と同様、妊娠判定日の血液検査→指定された階で問診待ちの流れ。

 

そして、悪魔のEメールが届き、またも別の階へ移動させられました。悪い予感、というか悪い知らせでしかない状況。

扉を開けると今度は年配の先生が座っており、次の採卵予定の紙がすでにデスクの上に置いてありました。言われるまでもなく、妊娠できなかったんだとわかり、先生も紙を渡して「次の採卵の日程です」と一言。

あぁ、この先生はこの一言を言うためだけにここにいるんだなと、そしてもちろん、臨床実験でどの培養液が使用されたのかも説明はありません。これがもうここでの治療はしないという決定打となりました。

 

  病院C

病院AからBでの不妊治療。助成金ももう使えなくなり、今度で最後かなと夫と話していました。でも病院をどうするのかは決まらず・・・。

 

たまたま友達に不妊治療について話をしていたところ、その友達も不妊治療で授かったと初めて聞かされました。不妊治療したのは病院C

実はここ、女医さんに女性の看護師さん、全て女性ということで最初に気になっていたところだったのですが、小さい病院だったので、病院Aと同様で、タイミング法とかのアドバイスしかしていない産婦人科だと思い、候補から外れていました。

 

友達に詳しく聞くと不妊治療を専門の病院だったので、早速予約をして病院B紹介状を作成してもらって病院へ行きました。

 

紹介状を書いてもらっていたので、病院Bでどのような治療をしたのか伝わっているかと思っていたのですが、紹介状には詳細の記載はなし。治療法、検査結果、採卵日も移植日すらも書かれていない『○月頃に移植をしました』といった簡単なもの。

 

紹介状代3,000円・・・なんだったんだろう。とにかく手元にある検査結果とかで説明をしました。

 

病院Cでは、不妊治療を始める前に説明会に出席しなければなりません。月に1、2度実施されているので、夫と予定が合う日に説明会へ行くことに。

そこでは、私たち世代の妊娠率の低さの説明や治療方法について、今後の流れなど詳しく説明がありました。

 

時間は限られているので、1回の採卵でできる限り多く採卵し、より良い卵と受精させ、グレードの高い胎盤砲を移植することで妊娠の可能性を上げていく、これが病院Cの方針で、私たちには合っていると感じました。

 

  おわりに

結果として私たちには病院Cでの治療が合っていて、奇跡的にも赤ちゃんを授かることができました。

もっと若ければ、病院Aでのタイミング法が合ってる場合もあるし、時間に余裕があって、できるだけ自然な妊娠を望んでいる場合は病院Bがいいという場合もあります。

私たちには病院Cが合った、それだけのことかもしれませんが、病院選びも病院との相性もとても大事です。

 

今回は少し長くなってしまったので、病院Cでの治療や、不妊治療中の体づくりなどについては、またいつか詳しく書けるといいなと思います。

 

それでは、また!